10年代後半から急速に電動化を推進してきたアウディも、こうした時代の変化を敏感に捉えたと言っていいだろう。
「世の中の流れが根本的に変わろうとしている現在、私たちも戦略を大胆に見直すことにしました」とヌヴォラーリの発表に際し、アウディのゲルノート・デルナーCEOはそう語り始めた。
それを踏まえて「アウディ・ヌヴォラーリは純粋なエモーションとパフォーマンスを公道上で楽しむためのモデルです。それは、私たちが新時代に向けてVorsprung durch Technikをいかに導くかを示すものでもあります」と説明している。
ヌヴォラーリが示す、アウディの未来
なお、Vorsprung durch Technik(フォアシュプルング・ドゥルヒ・テヒニク)は「テクノロジーによるアドバンテージ」を意味するドイツ語で、アウディの「技術による先進」というスローガンの元になった言葉。しかも、今から50年以上も前の1970年に誕生したというから、アウディの真髄を体現する言葉と捉えていいだろう。その将来を「いかに導くかを示す」というのだから、アウディが今後進むべき道をヌヴォラーリが表していると言っても過言ではない。
では、ヌヴォラーリが指し示したアウディの未来とは、どのようなものなのか?これについてはプレスリリースで次のように説明されている。「新しいデザインが公開され、F1グランプリに参戦した今、テクノロジー・フラッグシップであるヌヴォラーリはアウディのリニューアルを示す明白な証拠となります」。つまり、今後アウディは生まれ変わる。そのことを示すのが新しいデザインであり、F1マシンやヌヴォラーリに用いられているテクノロジーだと説明しているのだ。
