そのため、中堅の大規模大学の人気が高まり、「上位層にとっても絶対に受かる大学にならない」という現象が起きてくる。
2浪が1.4倍に急増、新旧課程の「はざま」が生んだ特殊事情
26年度共通テストで特に注目されたのが、2浪生の急増だ。前年の8633人から1万2516人へ、約45%増・前年比1.4倍という異例の伸びを見せた。
この背景には、高校の新課程への切り替えという事情がある。26年の2浪生は24年3月に高校を卒業した世代、つまり旧課程最後の学年にあたる。25年度入試は新旧課程の切り替わりの年で、旧課程出身者には経過措置が設けられたが、先行きへの不安から「浪人せず現役で大学に入ってしまったほうがいい」という安全志向が強かった世代だ。
その反動で、進学後も「やはり第1志望に行きたい」と再チャレンジに踏み切る者が一気に表面化したという指摘もある。
加えて、26年度入試から共通テストの出願に高校の卒業証明書提出が不要になったことで、在籍大学に知られずに再受験しやすい環境が整った。大学に在籍しつつ受験をする「仮面浪人」が増えたことも、2浪生の増加に影響しているかもしれない。
少子化が進んでも、大学進学者が減らないのは進学率が高まっているからだ。それがさらに進化し、有名大学志向が強まり、大学受験はさらに激戦となってきたようだ。



