「なぜ、新しい職場に慣れてきたはずなのに、急にパフォーマンスが落ちるんだ……」
ある食品メーカーの営業部長(50代)が、眉をひそめながらこう言った。4月に入社した若手社員が、6月に入ってから急に表情が曇り、ミスが増え、遅刻までするようになったというのだ。ゴールデンウィーク明けは元気に出社していたのに。
「本人にヒアリングしても、何が不満なのかよくわからない。やる気がないだけじゃないのか?」
そこで今回は、6月に部下の調子が悪くなる「6月病」を理解できない上司の特徴について解説する。部下のメンタル不調に悩んでいる管理職は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
正社員の5人に1人が「6月病」を経験している
まず、データで現状を確認しよう。
マイナビが2026年5月に実施した調査(正社員1万8464人対象)によると、職場で「6月病」を経験したことがあると答えた正社員は19.8%にのぼる。なんと、約5人に1人の割合だ。年代別では20代(27.6%)が最多。30代(23.8%)も多い。若い層ほど「6月病」を経験している、ということだ。
6月病は、以下3つが主な原因のようだ。
(2)祝日がなく、楽しみが見つけにくいこと
(3)梅雨時期の天候や気圧などの影響
問題は、これらが単独ではなく複数重なっているケースが多いことだ。
「新しい環境に慣れない」
「思っていた以上に力を発揮できない」
「雨が続くとしんどい」
こういったことが同時に起こり、何となく気持ちが上がらなくなるのだ。
