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巨人・阿部前監督「即辞任」が騒動を長引かせた「善意のパラドックス」という皮肉…13万人が署名も《復帰は困難》なワケ

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阿部慎之助
家族間で起きた問題が日本中で議論を呼ぶ大騒動となった、巨人の阿部慎之助前監督(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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この手紙の影響は大きく、阿部氏に対する同情が強まる効果をもたらした。被害者がいる不祥事では、被害者側との和解と理解が得られていることが、事態収束の第一歩となる。

一方で、この手紙が一種の「演出」ではないかという疑問も指摘されている。

手紙の冒頭に「これは私の意思で書いております。父にはこのような声明はいらないと言われましたが」との表明があるが、この真偽を疑う声もある。

手紙が“演出”であったとしても、不適切とは言えない

フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏もYouTubeで「危機管理の演出、印象をつくったなって誰しも思いますよね」と語りつつ、第三者の手が入っていることを疑う発言をしている。

記者会見なりで、当日出席できない人の手紙が代読されることは珍しいことではないが、本人が書いたそのままの文章が提示されることはほぼない。世間に公表する以上、弁護士なり、危機管理の専門家のチェックが入るのが通常だ。

それは「演出」と言われればその通りで、古舘氏の指摘はただしい。一方で、手紙を書いた本人が二次被害を受けないための予防策のためにもチェックは必要であり、第三者の手が入ることが不適切とは言いがたい。

賛否両論の議論は起きたが、手紙の内容は、阿部氏、長女本人、球団など、各所に配慮されたものとなっており、事態の収束に大きな役割を果たしたことは紛れもない事実だろう

長女がChatGPTに相談して児童相談所に連絡したことが手紙で表明されているが、「生成AIは適切な解決策を示してくれるのか」「生成AIは人間の問題を解決するうえで本当に有用なのか」という、一般的な議論へと拡大している

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