いうまでもないが、今回長女からの相談を受け警察に通報した児相としては、制度に基づいた対応だったと考えられる。「おおげさだ」と感じる人もいるかもしれないが、今まで助けが間に合わず失われてしまった命の数を考えると当然の措置だ。どうして「児相が警察に通報したの?」と疑問に思う人も多いだろう。
実は、児童相談所で保護できるのは原則18歳未満の児童に限られるのだ。つまり、既に18歳を迎えていた長女は保護対象外となり、強制的に介入できないため、警察への通報に至ったのだろう。
そもそも、18歳未満の子どもへの虐待が疑われる家庭についての通報義務は誰にでもある。今回は18歳になっていたケースだが、長女が暴行を受けている以上、何ひとつ過剰な対応だったとはいえないのだ。
だが、「まさか児相に相談しただけでこうなるとは」と思う人も少なくないはずだ。実際、長女も自身の意図が反映されないまま父が逮捕されることとなり、深く後悔したと報道されている。今回の騒動は「暴力は許されない」という絶対的な社会ルールと、「初動で本人が児相に相談した」という掛け合わせが望まぬ形で事態が拡大した結末を招いてしまったのだ。
もしも、児童相談所に保護されていたら
筆者は「通報した娘が後悔している」という報道を目にして、「一時保護施設が辛すぎて後悔したんだろうな」と思った。まだ娘の年齢を知らなかったため、てっきり保護されたのかと思ったのだ。
実際にはChatGPTに相談して児相に電話しただけなのに父親が逮捕されてしまったことへの後悔だったわけだが、もし長女が18歳未満で児相にそのまま保護されていたらどんなシナリオが待っていたのだろうか。
まずは児相の一時保護施設で保護され、もし親元に戻せないと判断されればそのまま児童養護施設へ移送される流れになっていたはずだ。
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【児童相談所の一時保護施設とはどんな場所なのか?】
