東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

結局「金利」がなぜ大事?お金持ちが資産を増やすために「1%の差」に神経をとがらせ、動向を注視し続ける納得の理由

5分で読める
通帳と電卓をとにらめっこする女の子
結局、「金利」がなぜ重要なのか解説します(写真:Taka/PIXTA)
2/3 PAGES

でも、後からそれを聞いた父は、大騒ぎだった。お金を貸してと言えばよかったのに、どうしてそんな貴重な口座を解約したんだと。

 

考えてみれば、わたしはその当時、金利の大切さをまったく知らなかったのだ。今、預金通帳をつくっても、金利はよくて5%だから、その倍以上の利子を受け取れたということだ。

金利とは、その場その時のお金の価値

どうして、今は金利が5%なのに、当時は12%だったのだろうか?

それは、お金にも価値があって、その価値は場所と時期によって変わるからだ。

韓国ソウルでシェアサイクルを利用すると1時間約100円だけど、済州島のような人気の観光地では1時間約300円も払わなければならない。同じ自転車でも使用料が変わるということだ。同じようにお金にも使用料があって、それが金利なのだ。

お金を借りたら「利息をつけて返す」という言葉が使われるけれど、その「利息=お金の使用料」だ。

10万円を1年間、金利10%で借りた場合、返すときは1万円の使用料を払わなければならず、金利1%で借りた場合は、1000円の使用料を払うことになる。

金利が低いと、企業も個人もとても安く簡単に銀行でローンを組んでお金を借りられるようになるから、人々は銀行でお金を借りて、マンションを買い、株を買い、美術品を買い、暗号資産に投資するようになり、バブルがふくらんでいく。

しかし、2022年を例にすると、世界各国の中央銀行が、金利を引き上げて個人や企業が簡単にお金を借りられないようにすることで、市場に出回っているお金を回収しはじめた。

なかでも、世界でもっとも影響力の大きい中央銀行がアメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)だ。

FRBは45日に1回、定例の委員会を開いてアメリカの政策金利と全体的な通貨供給量を調節する。アメリカの金融政策は全世界のお金の流通に重大な影響を及ぼすため、すべての国がFRBの決定に神経をとがらせるのだ。

金利が上がるとき、下がるとき(出所:『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』より)
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象