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「あのちゃん」降板騒動、バッシングは行き過ぎか? 炎上の裏側にあった「見逃し偏重主義」のいびつ

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あのちゃん
あのちゃんが番組内で「嫌いな芸能人」の名前を言ったことが炎上を呼んだ(画像:「あのちゃんねる」Instagramより)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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TVerの「あのちゃんねる」のサムネイル。5月25日19時現在、投稿は0件になっていた(画像:TVer公式サイトより)

本放送で火種、SNSが拡散する「共犯関係」 

そこで、ひとつのパターンとなるのが、「炎上スレスレの際どい内容」だ。タレントが本音のぶっちゃけトークを行い、それがスポーツ紙やネットニュースの記事になる。従来であれば、そこで終わりだったが、本来のニュアンスを確認するために“元ネタ”である番組を視聴する導線が引かれた。

そこに無断転載ながら、一般ユーザーが投稿した “切り抜き動画”が拍車をかける。言うなれば、本放送で火種を生めば、SNS上でメディアやネットユーザーといった第三者が拡散してくれて、見逃し再生につながる。このように、ある種の共犯関係が生まれているのは事実であろう。そして、そこに商機を見いだしているテレビ関係者がいてもおかしくない。

完全なる邪推でしかないが、あのさんが訴えていた「不本意な状況」の背景には、こうした“見逃し偏重主義”の弊害がある可能性は否定できない。番組での発言がひとり歩きすれば、それがプラスの評価でも、マイナスでも、矢面に立つのはタレントだ。

多くの視聴者は「なぜ、この発言がオンエアされたのか」などと推察することなく、発言そのもので評価する。つまりは、際どい発言が出た文脈を無視して、その発言単体で判断するため、タレント側の負荷は大きくなるのだ。

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【制作サイドがリスクを想定しきれていなかった】

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