また、InstantsはInstagramのティーンアカウントやペアレンタルコントロールと連携しています。
Instantsの利用時間はInstagramアプリの利用時間として設定された1日の利用時間制限に含まれるほか、午後10時以降は通知がミュートになる「スリープモード」なども適用されます。
海外で急速に進むSNS規制の動きに対して、プラットフォームとしての社会的責任を果たすという企業姿勢を打ち出したのかもしれません。
さらに新たなSNS「setlog」も登場
Instantsは国内では5月18日頃からリリースされて間もないため、まだあまり若者に使われている様子はうかがえません。SNSで「誤爆が怖い人は非表示に!」と呼びかける投稿が先行して拡散されていることもありそうです。
また、国内では韓国のZ世代の間で流行しているアプリ「setlog」が人気急上昇中なので、そちらに気を取られている可能性があります。
setlogは1時間ごとに約2秒の動画をシェアするVlogアプリで、1人、もしくは最大12人の友達と共有できます。アプリのカメラで撮影するため加工できない点は同じですが、BeRealのように自分も投稿するまで友達の投稿が見られないといった制限はありません。
1日が終わるころには、友達と自分の1日がログとして残ります。例えば、12時には友達がそれぞれの場所でお昼を食べている様子が共有され、一覧で並ぶのです。離れていてもオンラインでつながりを感じることができる点が若者の心を掴んでいます。執筆時点(5月25日)でApp Storeの無料アプリランキング1位です。
次々と新たなアプリが登場し、細かく見れば学校や保護者が注意すべき点はそれぞれ異なります。しかし、最も大切なポイントは1つです。それは、「ネットに一度上げたデータは二度と完全に消去できない」というリスクを子どもたちに日頃から話しておくことです。
「身内だけの空間だから」という油断がトラブルの引き金になります。発信先がたとえグループLINEであっても、外部への流出や炎上のリスクは常に隣り合わせです。
また、アルバイト先での不適切な行為(バイトテロなど)が問題になる際、不適切な行為をした本人が責任を問われるのは当然ですが、「ふざけている様子を撮影して投稿した人」や「それを拡散した人」も、民事上の損害賠償や刑事罰などの罪に問われる可能性があることを、周知しておくことも重要です。
たった1枚の写真、数秒の動画であっても、そこには多くの情報が詰まっており、一歩間違えれば大きな危険につながります。そのリスクを子どもたちに伝えていくことが大切だと思います。



