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"暑さ"適応まで1週間以上必要、【熱中症】予防「水分補給」と同時にやるべきこと《学校は「緊急時」も想定した備えを》

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学校現場は、気候変動を踏まえた熱中症対策が求められている(写真:haruharu/PIXTA)
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コロナ禍を機に熱中症件数(医療費給付件数)は減少したが、依然として3000件前後で推移

体が暑さに適応する「暑熱順化」には1~2週間程度かかるため、前の週に比べて最高気温が4〜5度ほど上がるような時(=暑さ指数に基づいた運動指針のリスクの段階が上がるごと)に、従来通りの強度で運動を続けると発生頻度が高くなるという。

「さらに、梅雨入りして日射量が減る時期に、期末テスト期間に伴って部活動が一時休止になると、暑熱順化を進めていた状態がリセットされてしまいます。その後、梅雨明けと同時に強い日差しの中で活動が再開されると、熱中症のリスクが高くなるため、厳重な警戒が求められます」

WBGTは「測るだけ」では意味がない

近年は多くの学校で「暑さ指数(WBGT)計」の配備が進んでいる。しかし、細川氏は「測るだけで終わっている学校も少なくない」と指摘する。

「本来は、夏が来る前の段階で、WBGTが一定の数値を超えたらどのような対応をするのか、事前に校内で合意形成を図っておかなければなりません。例えば、『WBGTが28度を超えた場合、30分活動したら10分は涼しい場所で体を冷やす』といった具体的なルールです。いったん活動を始めてしまうと、『そのまま続けたい』という心理が働くため、個々の教員の感覚に委ねるのではなく、誰が指導しても同じ基準で運営できる体制づくりが肝要です」

WBGTは、気象庁の推定値と、実際に生徒が活動している場所の数値が一致しないことも珍しくない。細川氏は、「グラウンド、人工芝、体育館では環境がかなり違うため、できれば活動場所ごとに測定し、その環境に応じた対策を講じることが不可欠です」と話す。

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