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96歳を迎えるクリント・イーストウッドの現在地 直近作品は不当な扱いで表舞台から遠ざかるも、"モテ男"ぶりは健在

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クリント・イーストウッド
『陪審員2番』の監督を務めたクリント・イーストウッド(中央/2023年撮影)(写真:Backgrid/アフロ)
  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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その頃から、イーストウッドは、年齢のせいもあってか、父親としての自覚を高めたようだ。18年の「Toronto Star」へのインタビューで、彼は、「若かった頃に比べ、自分はより良い父になったと思う。昔は成功したくて常に仕事をしていた。今は、(子どもたちが出る)ソフトボールの試合をよく見に行く。ほかのパパさんたちは私よりずっと若いから、浮くけれど、楽しいよ」と語っているのである。

周囲の父親よりずっと高齢なのはたしかだろうが、今も変わらぬそのかっこよさは誰もの目を引き、彼の子どもたちは誇りに思うに違いない。

連絡が完全に途絶えていた長女ローリーも、大人になってから父に連絡を取り、初めて絆ができた。その後も父子は関係を深め合い、18年の『運び屋』ロサンゼルスプレミアには、母の違うきょうだいたちと一緒に参加している。

そんなイーストウッドは、ちょうど日曜日にあたる今年の誕生日を、家族に囲まれて祝うのだろうか。彼にはもう孫も何人かいるので、みんなが集まればかなり賑やかになるはずだ。

また、ハリウッドの同業者に愛される彼のことだから、おそらくスターや監督仲間、スタジオの大物などから、祝福のメッセージやプレゼントが寄せられることだろう。我々ファンとしては、この機会に、彼の傑作のひとつをあらためて観直し、その豊かな才能をたしかめてみたい。

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