では、この現状を踏まえ、周囲はどう対応したらいいのだろう。
管理職がまずすべきことは、「話を聞くこと」と「承認すること」の2つだ。何に困っているのか、これからどのような業務を担当したいのか、どんなキャリアプランを描いているのか。そういった本音を話せる場をつくるのだ。
本音を聞き出し、活かす
筆者は、後輩に厳しいベテラン社員と面談をすることもあるが、その多くはとても真面目で仕事熱心だ。向上心が強い人も少なくない。
Kさんも、ベテラン女性社員との1on1面談を改めて設けた。それまでも面談は行っていたものの、どこかぎこちなく接してしまい、表面的な話に終始していた。しかし、筆者が女王蜂症候群のことを伝えてからの面談は違った。
「これまでよくやってくれました」「あなたの力が、この職場の力になっています」。日ごろ思っていたことを素直に伝えると、社員の表情が少しずつ変わっていったという。さらに、仕事やキャリアのことに話を進めると、社員はポツポツと話し始めた。
「新人をちゃんと育てたいと思っています。でも、自分がそうされてきたように、ついつい厳しくしてしまう。それ以外の方法がわからないから、自分でもどうにもできないんです」
「本当はお客様にもっと関わりたい。でも自分にはスキルがないから、無理だと思っています」
面談を終えたKさんは、このようなことを話してくれた。「まさかそんな思いを抱えていたなんて想像もしていませんでしたから、驚きました」。そして、当該社員だけでなく、すべてのメンバーが力を発揮できるよう、仕事の役割分担を見直したという。
一方で、絶対にやってはいけないのは、頭ごなしに叱ること。自分の行為が良くないことだと自覚しながらやめられずにいる人もいるかもしれない。叱れば、怒りを買うばかりか、その社員は自信を失い、問題行動はむしろ悪化する可能性がある。
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【後輩たちが行いたいお局対策】
