それゆえ、筋トレやボディコンテストに出続けることが本当に自分の健康のためになるのか、分からなくなることもあるという。
「今までは『筋トレ=身体にいいこと』ってなんとなく考えていました。でも、大会が終わって振り返ったときに『ボディコンテストは必ずしも健康に繋がるわけじゃないんだ』って実感しましたね」
折しもそのタイミングは、寺内さんが通っていたパーソナルジムが閉店した時期でもあるという。寺内さんが筋トレにのめり込むようになったきっかけは、「ジムに行って友達と喋る」ことだった。その「友達と喋る場所」がなくなったという意味でも、寺内さんは今後の筋トレ生活について改めて考えるようになったという。
筋トレで人生が好転したが「何事も適度が大事」
私はこれまでに、筋トレを始めて人生が変わった人を何人も見てきた。寺内さんもその一人で、うつ状態と摂食障害の改善は、筋トレによって人生が大きく好転したことだ。
他方で、妥協できない自身の性格ゆえに、筋トレの延長線にあるボディコンテストがマイナスに働くこともあった。「何事も適度が大事」とはよく言うが、ボディコンテストもまさしくそうだろう。
だが、寺内さんは筋トレを始めたことやボディコンテストに出場したことは後悔していない。
「私は筋トレを始めて人生が好転したと思います。ボディコンテストに出場したことも、マイナス面はありましたがプラスになることのほうが多く、新しい世界や自分を知ることができました。
自分のボディコンテストに対する向き合い方や目標設定、メンタルコントロールの仕方に問題があったと思います。今後もボディコンテストに挑戦するかは、現時点では決めていません。でも、とりあえず筋トレは自分のペースで続けてみて、そのなかで自分の健康を第一に考えながら、ボディコンテストと向き合っていければと思います」
