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「パワハラもセクハラもなかったのに、なぜ……」
福祉サービス業の正社員約40人の中小企業で昨年、新卒入社2年目の24歳女性が「退職代行サービス」を利用して退職した。会社側の話によれば、パワハラやセクハラ、過重労働は一切なかったという。
ルール違反を指摘され、会社に来なくなった
5月になると、4月に新卒入社した社員に退職者が現れる。辞める意思を会社に伝えることができずに、退職・休職代行サービス業者に依頼するケースが増えている。
一般には、ブラック企業に勤めていたり、退職を言い出しにくい職場だったりする人が利用するものと認識されている「退職代行サービス」。だが実際には、会社側に決定的な非がなくても、本人と直接話せないまま、代行業者を通じて退職してしまう社員もいる。
そういったケースが報道される機会も増え、「甘えだ」「いや、労働者にとって必要なサービス」と賛否の声も上がる。
なぜ“残念な別れ”を選ぶ社員が多発しているのか。事例から見える、退職・休職代行サービスを利用する心理を考えてみたい。
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【退職代行業者からの突然の連絡に、社長や総務担当者は唖然】
