トロント市の樹木50万本が教える健康の法則
ポスドク時代には、人口神経科学の専門家トーマス・パウスと協力して研究を進めていた。当時、パウスは大規模な人口集団の健康状態の調査をしていた。そして、彼は「オンタリオ健康調査」というデータセットにアクセスすることができた。これには、トロント都市圏(GTA)の数千もの被験者の健康と居住地に関する情報が含まれていた。
これらのデータを利用して、私たちはトロントのさまざまな地域において、グリーンスペース(公園、木立、緑地帯など)にどれくらい近接しているかが、健康に及ぼす影響を調べることができた。私たちは次の疑問について調べることにした。住居がある異なる地域ごとに、グリーンスペースにどのくらい近接しているかを定量化することは可能だろうか?
すると、可能であることがわかった。まず、衛星画像を利用する方法を試してみたところ、約30メートルの解像度で木立のある場所がわかった。次に、トロント大学森林学部の見事なデータセットを利用させてもらえることがわかった。そこにはなんと、トロント市内の公有地の樹木の情報が1本残らず記されていたのだ! その数、50万本以上。このデータをすべて地図に落とし込むと、トロントのすべての街路樹を確認することができた。
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【驚くべき結果が出た】

