視聴者の3割が予備軍?「ネットポルノ依存」の罠 気付かぬうちに"脳が壊れた人"を襲う不幸

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ポルノ動画の過剰摂取は、脳に大きな影響を与えます。脳がその快楽に慣れてしまうと、日常生活の喜びや満足感を感じにくくなります(写真:Graphs/PIXTA)
「たかが動画を見ているだけ」――そう思っているうちに、仕事の集中力が落ち、恋人との関係が壊れ、何事にも喜びを感じられなくなっていく……。これがインターネットポルノ依存症の現実です。現在、視聴男性の最大3割近くが依存症に陥っているとの指摘さえあります。本稿では、『脳が壊れる インターネットポルノ依存症』の著者で、日本では珍しいポルノ依存症専門カウンセラーの石川有生氏が、実際の症例を交えその深刻な影響を明らかにします。

「うつ」「集中力の低下」「パートナーとの関係悪化」

現代では、インターネットやスマートフォンの普及により、誰にとっても、ポルノ動画を見ることが非常に簡単になりました。

それに伴い、「インターネットポルノ依存症」(以後「ポルノ依存症」)とでも言うべき、深刻な問題が急速に広がっています。

ここでは、筆者が接した症例をもとに、ポルノ依存症がどういった問題を引き起こすのか、見ていきましょう。

もちろん、守秘義務がありますので、クライアントの情報はそのまま紹介するわけではなく、個人情報を除いたうえで、筆者の経験を混ぜ合わせて再構成しています。

まずは、サラリーマンのタイチ(仮名)さんの事例です。

事例:タイチさん(29歳)

平日、忙しく仕事に追われる私は、夜になるとストレス発散の一環としてポルノ動画を見るようになりました。最初は「ちょっとした楽しみ」という感覚でした。しかし、次第にその頻度が増え、気づけば毎晩のように視聴するようになり、やがて仕事・プライベートの両面で弊害が出るようになったんです。

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