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売り場から色が消失…カルビー《白黒ポテチ》が受け入れられない、「気のせい」でも「ただの感情論」でもない"本当の理由"

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ポテトチップス
カルビーのポテトチップスといえば、黄色やオレンジのパッケージが思い浮かびますが…(画像:カルビー公式サイトより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授

INDEX

2026年5月12日、カルビーが衝撃的な発表をした。「ポテトチップス」など主力商品のパッケージを、白黒に変更するというのだ。

中東情勢の緊迫化によるナフサ不足で、カラー印刷に必要なインクの原料そのものが入手できない状態になっているためで、5月25日以降の出荷分から順次切り替えられるという。

ニュースはSNSで瞬く間に拡散。「カルビー」がXのトレンドに入り、賛否のポストが次々投稿された。

《斬新でいい!》《パッケージって無駄だと思っていた》《潔い決断》といった好意的なものから、《モノクロだと食品としての良さが伝わらない。気持ち悪い》《ポテトチップスのお葬式っぽい》という辛辣な声まで上がった。

カルビーが発表した、衝撃のポテトチップス白黒パッケージ(画像:カルビー公式サイトより)

「白黒のパッケージ」では売れない?

この問題はカルビーだけにとどまらない。日本経済新聞の報道によれば、伊藤ハムも同様のパッケージの白黒化を検討しているという。ナフサ不足による印刷インク不足は、食品業界全体を「色のない売り場」へと向かわせつつある。

この騒動を見て、率直に私は「白黒のパッケージでは売れない」と感じた。

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【パッケージの色を失うことは、単なるデザインの問題ではない】

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