【解説】
もっとも年齢層が高く、圧倒的に男性が多く、未婚者が多いクラスターです。既婚でも7割以上が子供なし。無職率も高い。言わば、世間がイメージする"かわいそうなロスジェネ”の典型と言える人たちは、ここに集約されていると考えてよいでしょう。
特徴は、とにかく旧マスメディアが好きであるということ。テレビはもちろん、新聞、雑誌、書籍、漫画といった紙媒体が大好き。ビジネス書や新書を紙で買い続ける、出版社にとっては貴重なお客様です。
インターネットは使いますが、若者がAIの使用やSNSのアルゴリズムに頼り徐々に検索ポータルで検索しなくなってきている中、頑なにGoogleで検索しまくる典型的な「ググレカス」世代が彼ら。
初期インターネットを象徴するYahoo!検索、Yahoo!ニュースも大好きで、インターネット第一世代ではあるものの、SNSには正直、あまりついていけない。インスタグラムはおろかLINEすらまともに使っていない人たちも多くいます。
保守的なアナログおじさんをどう意識改革するか
以下に出てくるこのクラスターに属するSさんも「実はLINEとか、よくわかんないんだよね」と言っていました。私も小学校や中学校の同窓会に行くと、かなりこうした人が多いことに驚きます。
なお今回の調査によれば、団塊ジュニア世代のLINE利用率は57.7%。バブル世代が61.2%、ポスト団塊ジュニア世代が66.2%であることを考えると、かなり低いことがわかるでしょう。
メディアの利用状況が旧世代的なのでクラシカルな価値観の方も多く、「男性も育児休暇を取るべきだ」は平均より10ポイント近くも低い一方、「中国の覇権主義に危機感を覚える」は平均より7ポイント以上高いという結果が出ています。
このことと紙の書籍を買っていることを合わせて考えると、嫌中本や嫌韓本を買っていた層や、最近の選挙で「外国人」という争点にやたらと反応していた層とかぶっているかもしれません。参政党支持者も多く含まれているかもしれません。
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【サンプルインタビュー:Sさん/47歳・男性】
