Facebookの利用率は71.0%と非常に高く、Facebookが完全に中年以上のメディアと化したことを象徴する存在と言えるでしょう(ちなみに、Z世代の利用率はたったの9.5%)。
一方で、なんと51.2%もの人がZ世代向けSNSの代表格であるTikTokを使っており、こちらも典型的な狭間世代の特徴。
所得が高いことに連動して消費意欲が高いだけでなく、消費「先」の幅広さもあります。ファッション、スキンケア、同性との交際費、貯蓄、ライブなどの音楽、お酒、旅行、すべてが平均より高い水準。SNSでの口コミと、家族、友人、知人といったリアルでの口コミ、両方を参考にし、商品を探すための手間を惜しみません。
思想は基本的にリベラルですが、面白いのは、「中国の覇権主義に危機感を覚える」が全クラスター中もっとも高いという点。2000年代初期、彼らがまだ社会人初期にそれまで貧しかった中国の高度成長期を目の当たりにし、脅威を感じた原体験を持っている人もこの世代には多いのかもしれません。
ミドル層の「優等生」生活の実態
使えるお金が同世代の他のクラスターより多く、情報感度が高く、基本的にはリベラルで、上世代とも下世代ともうまく付き合えそうな、今後の令和の日本で有力なポジションに就きそうな人たち。ある意味で、ミドル層の「優等生」と言えるでしょう。
【サンプルインタビュー:Jさん/38歳・男性】
年収1000万円以上の実業家。スキンケアも整形も
Jさんは実業家です。サラリーマンを経て起業。出身は西日本ですが、現在では別の地方のある県でベンチャーの会社を経営しています。年収は1000万円以上で独身。完全なる成功者にして人当たりの良い青年実業家、という印象です。ロールモデルを聞くと「稲盛和夫、松下幸之助」といった昔の大経営者の名前が挙がりました。
もっともよく触れているメディアはYouTubeで、テレビはほとんど観ません。起業家としての自分を発信・PRするチャンネルも持っているほか、「中田敦彦のYouTube大学」、PIVOT公式チャンネル、メンタリストDaiGoさんのチャンネルといった文化・教養系、経済・ビジネス系の動画で情報収集をします。
芸能人やアスリートのチャンネルや娯楽系チャンネルは観ません。よくチェックするウェブメディアはNewsPicks。SNSはX、インスタグラム、Facebookをまんべんなく使います。
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【ロスジェネのリーダー的ポジション】
