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AI需要で再浮上の原子力発電が生み出す「放射性廃棄物」という難問=放射性廃棄物、現実的な克服にはトリウム溶融塩炉だ

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使用済み核燃料の再処理時に発生した高レベル放射性廃棄物を保管する六ヶ所村の施設(写真:時事)
  • 亀井 敬史 トリウム熔融塩国際フォーラム理事
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日本ではどうだろうか。レアアースの確保に奔走しているが、資源国におけるトリウムの処理を行わなければ、利益のみ享受し、負担を避ける国だとみなされるだろう。分離されたトリウムを利用するのであれば、溶融塩炉にも目を向けなければならない。

だが、日本の主要な原子力サプライヤーに溶融塩炉の実用化を目指す動きは見られない。政策策定の場でトリウムの活用について議論されている気配も見られない。

日本も主要なプレーヤーへ

地球温暖化対策を真に必要とするのは、温室効果ガスを大量に排出する国(米中2国で世界の4割を占める)だ。その2国が取り組んでいるのが、溶融塩炉であり、トリウムである。

世界のエネルギーパラダイムシフトが起こりつつある今、日本も主要なプレーヤーとして存在し続けるには、取るべき道はおのずから示されていると思う。

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