4月10日。
党本部で記者会見に臨んでいた齋藤健、中曽根康隆の両衆議院議員は、不意を突かれてドキリとしたかもしれない。齋藤氏は「自由と民主主義を次世代につなぐ自民党新ビジョン策定本部」の座長、中曽根氏は文書の起草委員長として登壇していた。
記者たちからは、衆院選には触れる一方で、裏金問題や参院選敗北への言及が見当たらない点を問う質問が出た。
見えない「反省」への疑問
文書の「まえがき」には「70年の歴史の中では政権を失う等、危機的な状況に陥ることもあったが、令和8年2月の衆院総選挙では過去最多となる316議席を獲得した」とある。
自民が大勝した今年の衆院選への言及はあるが、派閥の裏金問題や、それを受けて大敗した参院選に関する記述はどこにあるのか――。
そんな疑問に2人はこう答えた。
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