週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #消えた反省 ~自民70年ビジョンを読む~

【独自】首相の修正要求か、政治とカネの「反省」が消えた内幕 自民70年ビジョン、原案から数十カ所修正された可能性

6分で読める 有料会員限定
就任半年が過ぎた高市早苗首相の現在地とは(写真:時事)

INDEX

昨年、結党70年を迎えた自民党が、「自画像」と位置づける新たな党のビジョンを今年4月の党大会で公表した。党ホームページに掲載された文書はA4判14枚、約1万2000文字に及ぶ。原案に対して、高市早苗首相が多くの修正を求めた末に取りまとめられたものである可能性があることが、筆者の取材で見えてきた。この文書を素材にしながら、首相就任半年が過ぎた高市氏の実情を探る企画「消えた反省 自民70年ビジョンを読む」(計3回)。第1回は、文書の随所ににじむ「高市カラー」に焦点を当てる。

4月10日。

党本部で記者会見に臨んでいた齋藤健、中曽根康隆の両衆議院議員は、不意を突かれてドキリとしたかもしれない。齋藤氏は「自由と民主主義を次世代につなぐ自民党新ビジョン策定本部」の座長、中曽根氏は文書の起草委員長として登壇していた。

記者たちからは、衆院選には触れる一方で、裏金問題や参院選敗北への言及が見当たらない点を問う質問が出た。

見えない「反省」への疑問

文書の「まえがき」には「70年の歴史の中では政権を失う等、危機的な状況に陥ることもあったが、令和8年2月の衆院総選挙では過去最多となる316議席を獲得した」とある。

自民が大勝した今年の衆院選への言及はあるが、派閥の裏金問題や、それを受けて大敗した参院選に関する記述はどこにあるのか――。

そんな疑問に2人はこう答えた。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象