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「よそがやってるからうちも」「トレンドなので」を理由にAIを導入する企業がうまくいかない根本原因とは?

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経営者が陥りがちな「他人軸」での判断とはどのようなものでしょうか(写真:著者提供)
  • 平野 未来 株式会社シナモン代表取締役社長CEO、シリアル・アントレプレナー

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AIを使って企業の成長を後押しするスタートアップ企業シナモンAIの創業経営者、平野未来氏が、初の単著となる『心をすませば』を上梓した。
平野氏がこの本で何よりも伝えたかったのは、「意志をクリアにすること」。
「他人軸」と「嘘」に囲まれた人生を抜け出し、意志をクリアにすることで未来がひらけるようになったという平野氏が、経営者が意思決定の際に陥りやすい6つの「他人軸」を整理した。

あなたの判断は濁っていないか?

この3月に私は『心をすませば』という本を上梓しました。

この本で私が最も伝えたかったのは、「意志をクリアにする」ことです。意志をクリアにすることは、未来を切り拓くためのもっとも大切な第一歩なのです。

『心をすませば: 未来をひらく自分軸の見つけ方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

プライベートでも仕事でもそうだと、私は自信を持って言えます。逆に意志が濁っている状態での経営判断や、それに基づくAIの導入はたいへん危険だとも思っています。

どういうことでしょうか。ここでは、経営判断における他人軸の罠について紹介します。

私は経営者向けの講演で、参加者に次のように問いかけることがあります。

「あなたが直近1年で下した重要な経営判断のうち、"自社のビジョンから出た判断"はその何割を占めますか?」

こう問うと、ほとんどの経営者の方は沈黙されます。その理由を推し量るに、ビジョンに基づく判断ができていないことを直観的に感じるからだと思います。

では、彼らは何に基づいて判断を下しているのか。多くの場合、それは他人軸です。では、経営者が陥る他人軸とは何でしょうか。現時点で私が注意すべきだと気づいているのは、以下の6つです。

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【経営者の6つの他人軸とは】

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