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「よそがやってるからうちも」「トレンドなので」を理由にAIを導入する企業がうまくいかない根本原因とは?

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経営者が陥りがちな「他人軸」での判断とはどのようなものでしょうか(写真:著者提供)
  • 平野 未来 株式会社シナモン代表取締役社長CEO、シリアル・アントレプレナー
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経営者の陥る他人軸①:競合追随型
経営者の陥る他人軸②:投資家忖度型
経営者の陥る他人軸③:メディア・世論反応型
経営者の陥る他人軸④:業界慣習服従型
経営者の陥る他人軸⑤:ドーパミン駆動型
経営者の陥る他人軸⑥:成功体験固執型

それぞれについて説明しましょう。

「〇〇社がAIを導入したので」で動いていないか?

競合追随型の判断

①の競合追随型とは、「競合が動いたから自社も動いた」というもので、業界トレンドへの反応が戦略に見えるという性質があります。

あなたの会社でも、「〇〇社がAIを導入したので……」という理由で、急いでAIを導入しようとしたことはないでしょうか。

経営判断において、競合分析自体はもちろん重要です。

ですが、競合の動きが自社の意志よりも優先されたとき、それは他人軸となります。「競合・環境への対応」と「自社の意志に基づく戦略的選択」は似て非なるものです。

もし会社の戦略会議で、「〇〇社が▲▲をした」「■■が業界標準になりつつある」といった言葉が飛び交う頻度が高いようなら要注意です。

投資家忖度型の判断

②の投資家忖度型とは、株主やVCの期待に応えることが経営目標にすり替わるというものです。「投資家ウケがいいので……」という理由での判断がこれに当たります。

この他人軸は、スタートアップや上場企業に多く、四半期ごとの数字、投資家向け説明、アナリスト評価が意思決定の軸になってしまいます。

こうした短期KPIへの最適化は、長期的な意志の実現を侵食します。「投資家が喜ぶこと」と「事業として自分たちが本当にすべきこと」が乖離し始めたとき、この型に陥っていると言えるでしょう。

意思決定の前に「これは投資家にどう説明するか」「投資家が理解できないからやめよう」といった発言が多く出るときは要注意です。

メディア・世論反応型の判断

③のメディア・世論反応型とは、時代の空気で方針が変わり、広報的な配慮が戦略になるというものです。その典型例は「炎上リスクがあるので……」というもので、SNSの普及により急増しました。

もちろん、そうした配慮は必要な側面もありますが、「これをやったら批判されてしまわないか」という回避動機が、本来やるべきことをやらない理由として使われるとき、他人軸になります。

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【他人軸に支配されたままAIを使う危険性】

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