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GWに有給使って"8連休"にした新人に50代上司絶句…「権利なんで!」「最初の年は1日も休むべきでない」すれ違う言い分への対処

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若手社員に険しい表情を向ける上司
有給休暇をめぐる「上司の言い分」と「新人の権利」(写真:buritora/PIXTA)
  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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たとえば、お金があったらすぐに全部使ってしまう人がいる。

「自分のお金なんだから、他人からとやかく言われる筋合いはない」

このような言い分は分かる。しかし、周りからどう見られるか、将来への余裕を持てているか。ついつい指摘したくなるものだ。有給休暇も似ている。まだ入社して1カ月程度なら、その”限られた権利”をどこで行使するか。もう少し様子を見てから判断すべきだ、と伝えたくなるものだ。

入社1カ月の新人は、まだ職場の空気も、上司や同僚の仕事への向き合い方も、十分に理解できていない。そういう状況で、周りが出勤しているなかで8連休を取るというのは、いくら権利であっても「もう少し様子を見てから判断してもよかったのではないか」という話にはなるのだ。

連休後の「仕事への戻りにくさ」にも目を向けてほしい

ゴールデンウイークの中日に休んでも業務上の支障がない。お客様も休みで仕事が限られている。というケースで、「休めるときにしっかり休んでリフレッシュしたほうが生産性は高くなる」という理屈は確かに正しい。また、どうせ有給休暇は消化しなければならないのだから、ここで一気に使うという判断も、合理的ではある。

だから上司が「5月7日・8日も休むな」と強制することはできない。しかし、「もう少し周りの様子を見て、職場の慣習や雰囲気を理解してから行使したほうがよかったのではないか」という思いは、完全に的外れとも言えない。職場というのは、権利だけで成り立っているわけではないからだ。信頼関係は、一朝一夕には築けない。

新入社員にもう一つ気をつけてほしいことがある。

(画像:キャリアバイブル「年末年始と転職に関するアンケート」)
(画像:キャリアバイブル「年末年始と転職に関するアンケート」)

ゴールデンウイークだけでなく、お盆休みや年末年始などの大型連休後に、「仕事に行きたくない」「職場に戻りにくい」と感じる人がとても増えている。キャリアバイブルの調査によれば、長期休み明けに出勤するのが億劫になった経験があると答えた人は全体の75.1%にのぼる。休暇後の億劫さから転職を考えるきっかけになったという声まである。

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【組織の中で賢く動いてみれば?】

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