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「磯丸水産、最近高くなった」と言われるが…ドリンク全品399円の新業態「磯丸酒場」に行って感じた居酒屋業界の変化

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磯丸酒場上大岡店
上大岡駅近くのアーケード商店街に位置する磯丸酒場上大岡店。磯丸水産時代の面影を残しつつ、赤いちょうちんとのれんに「浜焼大衆」の文字が並ぶ(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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磯丸純米酒(399円)のやかん提供。おちょこで2人シェアできる(写真:筆者撮影)

食事メニューも磯丸水産と全然違う

メニュー面でも、磯丸水産との違いは明確だ。ドリンクメニュー数は磯丸水産の82品に対して磯丸酒場は41品、ディナー料理は107品に対して87品と絞り込まれている。

主力商品は、磯丸水産の「浜焼き・海鮮」に対して、磯丸酒場は「海鮮・串揚げ・小ポーション」。串揚げと小ポーションの追加は、1品当たりの単価を抑えながら品数を楽しめる構成で、複数人でつまみながら飲むという大衆酒場の使い方を意識した設計だ。それでいて、磯丸水産の看板である活浜焼きはこちらでも提供されており、磯丸ブランドとしての連続性も保たれている。

枝豆(395円)。小ポーションのつまみとして注文しやすい(写真:筆者撮影)

この店の看板メニューが蟹味噌甲羅焼(659円)だ。直火のコンロで甲羅ごと炙られ、小ねぎが散らされた状態で運ばれてくる。煮え立つ蟹味噌をバケット(4枚110円で追加)ですくって口に運ぶと、甘みと香りが口いっぱいに広がる。

蟹味噌甲羅焼(659円)。直火で煮え立つ蟹味噌を、110円で追加したバケット4枚ですくって食べる。甲羅をそのまま器にした、磯丸ブランドの看板メニュー(写真:筆者撮影)

刺し身は、鯛の刺し身(439円)とまぐろ2種ブツ盛(549円)を頼んだ。鯛は箸で持ち上げた時に角が立ち、引き締まった身は口に運ぶと弾力と甘みがあって鮮度感抜群。まぐろ2種ブツ盛は、びんちょうと赤身がねっとりと舌に絡みつき、ぶつ切りならではの食べ応えもある。見た目以上に食べた感があり、満足度が高い。

(写真:筆者撮影)
鯛の刺し身(439円)/まぐろ2種ブツ盛(549円)。盛り合わせを選ばずとも、少量ずつ複数の魚種を楽しめるのがうれしい(写真:筆者撮影)

その他にも、「ちょうどいい」メニューがいろいろとそろっており、本家・磯丸水産より限られたメニュー数だとはいえ、「これで十分」という気持ちにさせられる。

ニラチヂミ(549円)。熱々の鉄板で提供される。香ばしい焼き目とカリッとした食感の奥に、もっちりふっくらした厚みが続く(写真:筆者撮影)

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【トッピングが施された串揚げにテンションUP】

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