先生とのあいだに生まれる“ズレ”に悩んでいる人もいるかもしれません。
先生と生徒のように年齢差が大きい場合、「見てきた世界のちがい」が大きく影響します。
先生が学生だったころは、学校内で教師がタバコを吸っていたり、エアコンは職員室にしかなかったり、1センチ単位の頭髪検査があったりした時代です(全部私が学生時代の話です)。
体罰も普通にありました。上下関係も今よりずっと厳しかったはずです。
時代によって「常識」は変わります。
先生の言い分にモヤっとしたときは「別の時代の基準で話しているだけ」と一歩引いて考えると、モヤモヤしにくくなります。
伝え方次第で相手の受け取り方が変わる
【どうする】
伝え方を工夫する(先輩→後輩編)
では、このもどかしさをどうやって乗り越えたらいいでしょうか。
考え方のちがいをコントロールすることはできません。
でも、ちょっとした伝え方の工夫で、相手の受け取り方を変えることができます。
まずは先輩から後輩に伝える場合。
あなたが先輩の立場なら、「こうしてほしい」と思う理由を添えて説明するのがポイントです。また「お願いする」形にすると、さらにマイルドになります。
〈悪い例〉
「なんでやらないの?」
「ちゃんとやれよ」
→命令口調なので受け取る側は「怖い」「うるさい」という感情だけが残る。
なぜ注意されるのかがわからない。
〈良い例〉
「みんなが早く練習に入れるように、先にコーンを並べておいてもらえると助かるな。お願いできる?」
「次の中間テストが近いから、みんな早く帰って勉強したいよね。10分で片づけを終わらせて、パッと解散にしよう。協力してくれる?」
→後輩を気にかけているという意図が伝わる。意見が言いやすくなったり、自分ごととして動きやすい。
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【後輩から先輩に質問をするときは「短く、ポイントだけ」が大事】
