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「年下のくせに生意気だな」とモヤモヤ… 《先輩・後輩》と上手にコミュニケーションをとる方法

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10代のうちに知っておきたい心の守り方
価値観は同い年同士でもちがうので、年の差があればちがって当然です(写真:YAMATO/PIXTA)
  • 栗本 顕 公認心理師、いじめ撲滅委員会代表、いじめ不登校自殺防止コンサルタント会代表、メンタルヘルス総合サポート代表取締役
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「レン、あんまり後輩を強く叱るなよ。トラブルになると面倒だから」

一瞬、耳を疑った。

……面倒?

先生は続ける。

「カイトは自分の意見をハッキリ言うタイプだけど、別に悪気はないんじゃないかな。お前たちももうすぐ引退試合だろ? 今は堪えて、余計なもめごとは起こさないでくれよ」

余計なこと。

その言葉だけが何度も何度も脳内で再生される。

なんでそんな理由で我慢しないといけないんだよ。先輩なんだから、間違ってることはちゃんと言わないとダメだろ……。

自分が信じてきた“当たり前”が、だんだんまわりとズレ始めている気がして、落ち着かない。

自分と部活の後輩、そして顧問の先生。絶対に混ざり合わない3つの価値観が、見えない壁になって立ちはだかる。

俺はもう一度、さっきよりも深いため息をついた。

年のちがいは違和感を生みやすい

年がちがうだけで、なんだか話が合わない。

先輩や後輩と話すとき、思っていた反応とちがってモヤっとする。

たった1歳ちがうだけでも、このギャップは意外と大きいものです。

たとえば、同じ学校でも「入学した年」や「担任の先生」がちがえば、学年やクラスの雰囲気は変わるでしょう。1年前と今とで、流行りの音楽や動画はちがいますよね。SNSの“ノリ”が、学年差で微妙に変わる。

こういう小さな積み重ねが、その人の「普通」や「当たり前」を作っています。

クラスの友だちの考え方でさえ、「あれ?」と思うことはあるはず。

価値観なんて同い年同士でもちがうんだから、年の差があればちがって当然。

まずはこの視点をもっておくと、モヤモヤを受け止めやすくなります。

さて、先輩後輩の関わりが増える場面といえば、部活動です。

部活動の場合、先輩は後輩よりも長い時間その部活を経験しています。だからこそ、さまざまなことに先回りして気がつくことができます。

でも、先輩の立場からすれば「当たり前」のことが、後輩にとっては「教わっていないこと」かもしれません。逆もしかりです。

このすれちがいによって、「なんでこんなこともわからないの?」「ちゃんと説明しろよ」という気持ちが生まれてしまうのです。

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【時代によって変わる「常識」】

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