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「探究学習」が大人向けアピールに化けるワケ 高校生が自ら"評価基準"を作って起きた変化

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丸のサインを持つ学生
学生たちが自ら「評価基準を作る」取り組みとは?(写真:yuto@photographer/PIXTA)
  • 山本 尚毅 日本総合研究所創発戦略センター所属
  • 山口 大輔 河合塾学校教育サポート本部学校事業推進部部長
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その活動とは、立命館慶祥の学術行事「R-EXPO 2026」にて同時開催された、「Rising Teenager Award 2026」である。

このアワードは、高校生を対象とした一般的なコンテストのように、大人が若者を審査するのではない。学生たちが自ら審査委員を務め、「自分たちの世代を牽引する若者」を選んで表彰する。

若者審査委員は、自分たちの世代を象徴する活動分野として、「ファッション」「平和」「食」「伝統文化」「雪」「スポーツ」の6分野を掲げ、それぞれに審査基準を設置。

SNS等を駆使して、基準を満たすような突出した活動をする若者を、独自の方法でリサーチした。「子どもたちは、なんだか面白そうとか、この人はヤバいぞという直感を頼りに、SNSやメディアを掘り下げて、30組の候補者を選定してくれました」(山口太一副校長、Rising Teenager Award 2026 共同審査委員長)。

「何で判断するか」を自分で考える

さらにその30組から、最後の受賞者を選ぶにあたっては、「ミライの選択」を基にした同校のプログラム「進路選択の教室」で培った思考法が役に立ったという。

立命館慶祥の学術行事「R-EXPO 2026」にて同時開催された「Rising Teenager Award 2026」(写真:Rising Teenager Award 実行委員会提供)

進路選択表を使って進路を選ぶときは、自分の判断基準(どうやって選ぶのか)を横軸に置き、複数の選択肢を縦軸に置いて、比較・評価することを思い出してほしい。このとき生徒たちは、複数の進路選択肢から自分なりの判断基準を持って選ぶ「進路選択表」を使えば、複数のアワード候補者から、若者なりの審査基準を持って、受賞者を選出できるのではないかと、機転を利かせたのだ。

このようにして、「ミライの選択」では進路の選択肢が書かれるはずの縦軸に、アワード候補者の名前が並び、進路の判断基準が並ぶはずの横軸には、若者審査委員が熟議を重ねて決めた審査基準が置かれていった(後編へつづく)。

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