国土交通省が3月に公表した「2026年地価公示」。東洋経済オンラインでは、そのデータを基に、これまで東京都、大阪府、愛知県、福岡県に関して「1平方メートル当たりの地価」と「地価上昇率」にフォーカスして、上位地点をランキングにまとめて配信してきた。今回は、インバウンドや半導体新工場で盛り上がる“北の大地”、北海道を取り上げたい。
「1平方メートル当たりの地価」で上位約300地点をランキングにまとめると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのはわずか1地点。13地点だった福岡県、9地点の大阪府、8地点の愛知県と比べると、人気エリアの需要は限定的といえそうだ。
札幌市が席巻する上位に食い込んだのは?
個別地点に目を移すと、首位は「札幌市中央区南1条西26丁目」だった。札幌市営地下鉄東西線の円山公園駅に至近の地点で、円山公園や北海道神宮にも近い。鑑定書には「各種の商業施設が集積している等、生活利便性が高い高級住宅地域。マンション需要も底堅く、今後とも安定的な需要が見込まれる」とある。
2位の「札幌市中央区大通西28丁目」の最寄り駅も円山公園。住宅地としての同駅の人気ぶりが浮き彫りになる結果だった。
3位は「札幌市中央区北2条西23丁目」(最寄り駅は西28丁目)。最寄り駅は異なるが、1位と2位の地点からやや北東に位置する近接地点だ。鑑定書によると「古くから拓けた住宅地で、札幌中心部への人口集中傾向は継続しており、建築の高騰や家賃の推移、金利動向等に留意する必要はあるが、投資物件としての需要も堅調」という。
上位にずらり札幌市内の地点が並ぶ中、37位に入ったのが「虻田郡倶知安町ニセコひらふ5条3丁目」(最寄り駅は倶知安)。ニセコ山麓の別荘住宅地だ。鑑定書では「外国資本等による開発計画は後を絶たず、円安傾向も相まって、世界的なリゾート地としての地位を確立しつつある。一方で、令和5年10月の準都市計画区域内の基準変更や最近の建築費上昇等が、今後のひらふ地区の不動産取引や周辺の開発計画等に多大な影響を及ぼす可能性がある」としている。
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【まずは1〜49位】
