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家事シェアが進んでも「台所」だけは別問題? キッチンが特定の人の"聖域"と化す「4つの理由」

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キッチンで料理する女性と仕事する男性
家事の中でもキッチンに関連する作業はなかなかうまく分担できないことが多いようです(写真:buritora / PIXTA)
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三木氏によると、他の家事については相談を受けて話し合う中で担当を分ける、見直して減らすといった結論が出る。しかし、「もっとパートナーにも料理してほしい」という相談があっても、実際に料理当番のシェアには展開しづらいというのだ。

相談者たちの家庭では、キッチンを巡ってしばしばトラブルが発生している。

「海苔やワカメ、鰹節、一つ残ったパスタソースといった袋ものをどこへしまえばいいかわからない、という男性がいます」(三木氏)

夫がストック済みの調味料を重複して買う、調味料や皿の収納場所を間違えて叱られた、「シンク用のスポンジ」があると知らなかった、といった例がある。

「キッチンで家事をしようとして、途方に暮れる人」が生み出されるのは、キッチンが主に料理をする人(妻)だけが使いやすいコックピットと化しているからだ。その結果、他の家族が入りにくくなる。

しかも、主な台所の担い手には「パートナーや子どもに合わせて空間をつくり直すことへの抵抗感が、他の場所に比べて圧倒的に強い」と三木氏は指摘する。

「キッチン」は特殊な場所

そこでまず、キッチンの特性を洗い出してみよう。

キッチンは、家の中で最も家事の作業量と種類が多い場所である。食材を買ってきて収納する、生ごみを捨てるといった作業も入れれば、キッチンでは買い物・片づけ・収納・掃除・料理・洗い物・ごみ捨て、と主だった家事が一通り行われる。

特に大変なのが掃除。調理の過程では、食材や水がこぼれたり飛び散ったりしがちで、油汚れも出るからだ。日常的に料理する家庭なら、それが毎日何度も生じる。放置すれば油脂を含んだ汚れはこびりつき、ますます掃除が大変になる。水垢も溜まる。

次に、収納するモノの数や種類がとても多い。日常的に料理する家庭では、食器やキッチンツール、食材など数百ものアイテムが納められているはずだ。

調理は、緊迫感が強い作業である。食材を切ろうとして、指や手を切ることがある。火を使うと、油や食材があちこちに跳んで火傷の原因になる。家族が急に入ってくるなど、予想外の動きは危険を伴う。

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【他の家族がキッチンに入りにくくなる事情】

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