国会の審議は「中身」よりも「時間」を重視
——長年、国対委員長を務められていますが、高市政権になって国会運営に変化はありますか?
高市総理は議院運営委員会の委員長も経験されているので国会運営に一定の理解はありますが、これまでのやり方がすべていいという感覚ではないほうです。ですから、「最初からできないと言うのはおかしいんじゃないの」というところから入られる。
国対委員長を10年もやっていると、慣習・慣例に引きずられているところがありますので、官邸からの指示は刺激になるという面もありますし、無駄な時間や生産的じゃない時間を何とか早回しするというのが今の世の中の流れじゃないですかね。
——ただ、国会は一定程度の審議時間を積み上げることを重視します。野党側とすれば、基本的に国会で法案を修正できないので、審議に時間をかけて答弁を引き出すしかないのだと思います。このバランスは非常に難しいですよね。
難しいですね。やっているうちに、スキャンダルなど法案の中身じゃない話に切り込んできたりする。あれをやり始めると「暇なんだろうな」「聞くことがなくなったんだろうな」と思うので、終局にしてもいいのではないかと。
——高市政権が発足して半年が経過しましたが、この半年をどのように評価していますか。
衆院選を経て、一度リセットしたという認識はあるのだと思いますが、訴えた公約をすべて国民が望んでいることだと思い込むとつまずく可能性があります。勢いも大事だけれども、丁寧に足元を見つつやっていく必要があります。
いろいろな見方がありますが、(高市総理は)細かいところまで気を使っていると思います。
——単に強引なだけじゃないと。
はい。そのために私(内閣総理大臣補佐官)がいるので。総理に直接というのはほぼないですが、気づいたことはできる限り長官や副長官と相談しながらお伝えするようにしています。
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【高市総理の独裁色が強まっている?】
