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【不登校35万人時代】なぜ「学校復帰を目標」がダメなのか?「登校渋り」を悪化させて確信した《教師に必要な2つの視点》

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不登校イメージ
なぜ「学校復帰を目標」とする不登校対応はダメなのか?(写真:Ushico/PIXTA)
  • 庄子 寛之 ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 主席研究員

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「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、不登校の子どもは12年連続で増え続け、約35万人を超えました。

私は日頃、全国の多くの学校に研修等で伺わせていただきますが、その中でよく先生方から相談されることの1つに「不登校の子とそのご家庭との関わり方」があります。

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学校現場には、やらなければならないことがたくさんあります。不登校の子に関わることだけが放課後の仕事ではないので、毎日関わるわけにもいきません。

とはいえ、「週1回程度の連絡でよいのか」「前の担任はこまめに対応していたのに、自分は関わらなくてよいのか」――そう悩んだ結果、丁寧に関わっていると、今度はほかの子への対応が後手に回ってしまう。そんな悩みをよくお聞きします。

「登校渋り」を悪化させた対応とは?

特に多くの先生が苦しんでいるのが保護者対応です。「学校に行けるようにしてください」と相談される場合もあれば、「学校に原因があるのではないか」と言われる場合もあります。担任が1人で抱え込み、正解がわからないまま対応に追われてしまうことも少なくありません。

かつて私も、教員時代に登校渋りの子どもへの対応に悩んだことがあります。

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【登校渋りを悪化させた、担任時代の「失敗体験」】

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