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【不登校35万人時代】なぜ「学校復帰を目標」がダメなのか?「登校渋り」を悪化させて確信した《教師に必要な2つの視点》

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不登校イメージ
なぜ「学校復帰を目標」とする不登校対応はダメなのか?(写真:Ushico/PIXTA)
  • 庄子 寛之 ベネッセ教育総合研究所 教育イノベーションセンター 主席研究員
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不登校児童生徒数は約35万人と過去最多

若い頃、登校渋りの子の悩みを先輩教員に相談すると、「そんなの甘えだから、家まで行って連れてきたらいい。学校に来てしまえば、楽しく過ごすから」とアドバイスされました。私はその言葉を信じ、実際に家まで行き、ご家族と一緒に半ば引っ張るようにして連れてきたことがあります。当時の私は、「学校に来させること」が正解だと思っていました。

しかし結果として、その子はさらに登校渋りの日が続くようになってしまいました。担任である私への不信感も募っていたと思います。今振り返ると、子どもの気持ちよりも「学校に来させたい大人の都合」を優先してしまっていました。今でも反省しています。もし当時に戻れるなら、その選択は絶対にしないと思います。

変わるべきは、子どもではなく「大人」

そんな苦い経験を経た私が今、不登校について考えるとき、大事だと思うことが2つあります。

1つ目は、「変わるべきは、子どもよりも大人の考え方だ」ということです。子どもを学校に合わせようとするのではなく、その子に合う環境を探すことが、皆さんの学校ではできているでしょうか。

授業中は1時間座っていることが当たり前、黒板の文字をノートにうつすのが当たり前、友達と仲良く過ごすのが当たり前――本当にそうなのでしょうか。

全国のフリースクールや学びの多様化学校には、不登校経験がある子も多く通っています。多くの場合、そうした学校では通常の学校のような時間割はありません。あったとしても、柔軟なカリキュラムが組まれていて、“自分の好き”を大切にしています。

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【不登校対応がうまくいく「学校の共通点」】

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