私は、教育に携わって35年、子育て相談は2万人を超す公認心理師です。また、不登校の子をもつ500人以上の親御さんから、のべ3000回以上のご相談を受けてきました。
現在は、スクールカウンセラーとして小・中学校にも勤めています。こういった経験から、不登校の子の状況や、不登校の子の親御さんの心の痛みには、だれよりも詳しいと自負しています。

あなたは、もう十分過ぎるくらいがんばっている
特にお母さんは、わが子が不登校になると、「私のせいで子どもが不登校になったのでは…」と考えてしまう傾向があります。
例えば、フルタイムで働いているお母さんは、「私が仕事をしているから、子どもが不登校になったのでは…」と考えてしまいがちです。シングルマザーのお母さんは、「私が離婚したから、子どもが不登校になったのでは…」と考えてしまいがちです。
他のきょうだいに時間を費やし過ぎたと思っているお母さんは、「私が他のきょうだいの世話に追われていたから、この子が不登校になったのでは…」と考える傾向があります。
つまり、わが子が不登校になった責任の所在を自分自身に見いだそうとして、「自責の念」に駆られてしまう傾向があるのです。でも、不登校の子の親に「自責の念」は不要です。
たしかに、反省が大事なときもあります。でも、その反省が単に自分を責めることだけになってしまうと、結果として、子育てに向かう自信やエネルギーを消耗することになります。
冷たいようですが、仮にお母さんが山のように自分を責めたとしても、それが子どもの学校復帰につながるかと言えば、そうではありません。むしろ、お母さんが自分を責め続けると、自信やエネルギーをどんどん消耗し、気力不足に陥ってしまいます。それでは、不登校のわが子に向き合っていくことはできません。
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【子どもも、もう十分がんばっている】
