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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

「ヒョウ柄おばちゃん」て本当にいるのんか?大阪人歴40年、今は京都の筆者が「大阪最長商店街」2.6km歩いて見たリアルな姿

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かつて日本一の長さを誇った天神橋筋商店街。大まかに7区画に分かれ、それぞれに街の表情が変わる(写真:筆者撮影)
  • 吉村 智樹 フリーライター&放送作家
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クッション性が高いスニーカーを履いて、屈伸運動をして、いざ天神橋筋商店街のコンプリートに挑む。

午後1時、スタート地点となる最南端「天神橋1丁目商店街」、通称「てんいち」のアーチの下に立つ。アーケード商店街として知られる天神橋筋商店街だが、実は1丁目の半分は天がいに覆われていない。

天神橋筋商店街は実は全域がアーケードに覆われているわけではない(写真:筆者撮影)

そばには水の都・大阪を象徴する大川が流れ、ウォーターフロントには高層マンションやラグジュアリーホテルが建ち並んでいる。その風景はマンハッタンに似ているかもしれない。

ここ「てんいち」は金融商品の取引所を多く擁し、「大阪のウォール街」と異名をとる北浜の界隈に位置する。そのためか、エリア全体が硬質な印象だ。大阪の代名詞「こてこて」な雰囲気は、ほぼ感じられない。

とはいえ、ニンニクを使うスペインの伝統的な家庭料理「アホスープ」をあえて「あほスープ」と表記する看板など、大阪らしい「ほたえ」(ふざけ)も見つけた。

アホスープをあえて「あほスープ」と書くあたり、大阪の店やなあ(写真:筆者撮影)
【てんいちのアタリマエ】ランチが安い。日替わり定食500円以下の店も。

周囲が「住友村」とも呼ばれるほどのオフィス街だからか、ランチはサラリーマンを対象としており、比較的お値打ちな傾向にある。

とりわけリーズナブルなのが「餃子食堂 大阪亭」の日替わり定食。なんと500円という低価格だ。しかも税込み。これでも50円値上げしたというから恐れ入る。物価が安いと言われる天神橋筋商店街だが、大阪亭はそのなかでも突出した存在だ。

2025年の大阪・関西万博でミャクミャクの記念500円硬貨が発行されて話題となったが、そのワインコインを使うならばこの店だろう。

1丁目はサラリーマンの街。日替定食500円は驚きの安さ。他のメニューもお手頃価格(写真:筆者撮影)

浪花情緒と動物たちのエリア「てんに」「てんさん」

アーケードに足を踏み入れると、マンハッタンから一気にレトロなオオサカへ。天神橋筋2丁目~3丁目商店街、通称「てんに」「てんさん」は、喫茶店、うどん、昆布、コロッケといった庶民的な個人商店が並んでいる。古きよき浪花の風情が漂い、初めて訪れた人でも懐かしさを覚えるのではないだろうか。

行列が絶えない「中村屋」。人気は100円コロッケ(写真:筆者撮影)

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【巨大な大提灯が目を引く「天満の天神さん」】

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