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閉鎖寸前だった昭和の《回転レストラン》が再び絶好調、客の7割が若者→Z世代がハマる"意外な理由"

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昭和の「回転レストラン」開業68年で絶好調のワケ(写真:筆者撮影)
  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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ちなみに調理そのものは『喫茶コスモス』で行っているが、食材の運搬にはロープウェイとカーレーターを利用している。上下左右にガタガタと揺られながら、食材が運ばれている姿を想像すると、よりいっそう食事を楽しめそうな予感がした。

回転レストランが回る仕組み、気になるメンテナンス費用は?

時代が回るに連れて、全国にあった回転レストランが廃業していった背景には「メンテナンスの問題」があったと言われている。部品の交換が難しかったり、高額なメンテナンス費用が発生したり……。普通のレストランとは違うからこその“悩み”があるようだが、このあたりはどうなっているのか?

「まず回転レストランが動く仕組みですが、これは電車をイメージしてもらうのがいいと思います。回転レストランの床下には3本のレールが引かれており、そこには120個の車輪が乗っています。一番内側のレールには車輪24個、真ん中と外側の車輪は48個ずつ乗っていて、これをモーターを使って動かしています」

「点検は3カ月に1回のペースで行っています。モーターのある部分の床が開くので、ここから車輪に油を差すなどを行っています。つい最近だと、10年以上ぶりにモーターを新調しました。この時はぜんぶで約1000万円の費用がかかりました。3年ほど前には車輪も全部替えました。車輪が一番消耗するんですよ。なお、年間のランニングコストなどは特に計算していません」

「これは私の推測ですが、閉業した回転レストランの中には、もしかしたらメンテナンス方法がわからない。あるいは定期的にメンテナンスしてなかったので修復不能になった、こういったケースが含まれているのかなって。うちには昔からお付き合いのあるメンテナンス業者がいて、社内でも長年にわたりメンテナンス方法について、引き継ぎ業務が行われてきました」

これは余談だが、実は回転レストランよりもカーレーターのほうが、より高額なメンテナンス費用が発生しているそうだ。

60周年記念を迎えたカーレーター(写真:筆者撮影)

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【お客様の“動線”が今後の課題】

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