「出羽屋」の4代目の佐藤治樹さんは山菜料理が目玉だった旅館の山菜料理をガストロノミーに昇華。2023年からはシェフズテーブルの形式で提供するようになった。そして2026年の「アジアのベストレストラン50」では93位にランクインした。
「山寺」へ
山菜の日は「さんさい」の語呂合わせで3月31日だが、イベントはその近くの日曜に開催される。
この日も日本各地から店が出店。鶴岡のイタリアン「gira e gira(ジーラ ジーラ)」と、ナチュラルワインで知られる山形市の「プルピエ」によるビュッフェにはひたすら行列ができていた。昨日訪れたひつじやも出店しており、ひつじやで隣で食べていた岡山の方にも再会する。回遊するところはほぼ固定されているのだろう。
レンタカーの機動力を生かして西川町から「山寺」で知られる立石寺へ。ツーリストは多かったが、オーバーツーリズムというほどではない。3月末の日曜ということもあり、日本人の割合が比較的高かった。
2泊目は山形座瀧波へ。瀧波は1915年創業の老舗旅館だったが、震災の影響などもあり、2014年に民事再生法を申請した。再生の旗振り役となったのが当時の瀧波の社長の弟にあたる南浩史氏。南氏は建設官僚を経て長崎県西海市の大島造船所を経営していた。
次ページが続きます:
【客室を35から19に減らしたが…】
