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米誌が「26年行くべき」と指名した"山形"が美食の聖地だった インバウンドわずか0.6%の穴場が選ばれた納得の理由

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峠の力餅
米誌の「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に山形県が選ばれました(写真:筆者撮影)
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「出羽屋」の4代目の佐藤治樹さんは山菜料理が目玉だった旅館の山菜料理をガストロノミーに昇華。2023年からはシェフズテーブルの形式で提供するようになった。そして2026年の「アジアのベストレストラン50」では93位にランクインした。

「山寺」へ

山菜の日は「さんさい」の語呂合わせで3月31日だが、イベントはその近くの日曜に開催される。

この日も日本各地から店が出店。鶴岡のイタリアン「gira e gira(ジーラ ジーラ)」と、ナチュラルワインで知られる山形市の「プルピエ」によるビュッフェにはひたすら行列ができていた。昨日訪れたひつじやも出店しており、ひつじやで隣で食べていた岡山の方にも再会する。回遊するところはほぼ固定されているのだろう。

山形県西川町で開かれた「山菜の日」のイベント会場。「出羽屋」の成功は、人口4000人あまりの過疎地でも国際的な評価を受ける店が成立することを示している(写真:筆者撮影)

レンタカーの機動力を生かして西川町から「山寺」で知られる立石寺へ。ツーリストは多かったが、オーバーツーリズムというほどではない。3月末の日曜ということもあり、日本人の割合が比較的高かった。

山寺の名で知られる「立石寺」。舞台づくりの五大堂から俯瞰する景色が素晴らしい。3月末でも残雪が見られた(写真:筆者撮影)
仙山線の山寺駅近くで見かけた「快速おもいで作並・山寺号」。キハ110と比較的新しい車両だが国鉄色に塗られている(写真:筆者撮影)

2泊目は山形座瀧波へ。瀧波は1915年創業の老舗旅館だったが、震災の影響などもあり、2014年に民事再生法を申請した。再生の旗振り役となったのが当時の瀧波の社長の弟にあたる南浩史氏。南氏は建設官僚を経て長崎県西海市の大島造船所を経営していた。

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【客室を35から19に減らしたが…】

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