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米誌が「26年行くべき」と指名した"山形"が美食の聖地だった インバウンドわずか0.6%の穴場が選ばれた納得の理由

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峠の力餅
米誌の「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に山形県が選ばれました(写真:筆者撮影)
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米沢駅に8時54分着。乗り継ぎ時間が46分あったので駅前にある新杵屋本社工場直売店へ。ここではJR東日本が毎年開催している駅弁味の陣で何度もグランプリを獲得している「牛肉どまん中」がつくられている。

朝食は、「牛肉どまん中」の塩味を工場の目の前で。詰めてくれたばかりのご飯でいただけるのはここで食べる者の特権だ。なお、誤解されがちだが、「牛肉どまん中」は米沢牛を用いているわけではない(写真:筆者撮影)

「牛肉どまん中」はもちろん東京駅でも買えるが、これは前日に米沢から送られたもの。それに対してここでは5分ほど待てばその場で温かいご飯に詰めて出してくれる。

異様にレベルの高い“和菓子屋”

赤湯駅で下車。ここからレンタカーで北をめざす。まず向かったのは天童が誇る和菓子店「腰掛庵」。苺の時期に作られるいちごわらびのレベルが異様に高いのだ。次にいつ行けるかわからないので、翌日もまた買いに行ってしまった。

食べログで東北地方の和菓子店ナンバーワン。筆者の前のお客さんは会計が1万円を超えていて、店を出ようとしたらランボルギーニのオープンカーに乗った中年男性が一人で買いに来ていた。

「腰掛庵」のいちごわらび。2021年のゴールデンウィークに東北地方を料理人といっしょに食べ歩きをした。そのとき最後に印象に残った1品をあげたとき、3人一致したのがここのいちごわらびだった(写真:筆者撮影)

いちごわらびをゲットしてからさらに北上し、初日のランチは村山市の田園地帯の高台にある「ひつじや」へ。ログハウス風の店舗では名前のとおり羊のジンギスカン料理が食べられる。

全国から羊好きが集まる羊の聖地「ひつじや」。店にはいつも猫がいるが、肉に一切興味を示さない。お店の人によると「おばあちゃん猫だから」とのこと(写真:筆者撮影)

羊といえば99%以上が輸入肉だが、ここでは同じ敷地内で200頭ほど飼われているサフォーク種のみを用いている。この店はナチュラルワインの品揃えも充実しており、隣のテーブルの男性2人が楽しそうに飲んでいる。話してみると岡山から来られたとのこと。質の高いものをしかるべき形で提供していれば全国どこからでも人は集まるのだ。

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【食後は名店バッハの元店長のカフェへ】

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