東洋経済オンラインとは
ライフ

「母親が怪しい」広がり続けたデマ…《キャンプ場女児行方不明》で"犯人にされた母"が、中傷犯死亡も訴え続けるワケ

8分で読める
小倉とも子さん
小倉とも子さん(2026年2月/千葉県)(撮影:弁護士ドットコム)
2/6 PAGES
3/6 PAGES

捜査機関の取り調べで語った言葉からは、野上がいくら「デマ」や「虚偽」を指摘されても、それを受け入れようとしない人物像がうかがえる。次のような発言も残されている。

「(ブログの)内容が核心的なことであれば、嫌がらせや妨害をうけるという自分なりの判断基準があり」

「私の信念は、正義は見て見ぬふりをするな 法律があっても自分が法律だ」

運営者が死亡してもブログは残り続けている(2026年4月)(画像:弁護士ドットコムより)

刑事裁判の法廷でも謝罪はなく、理解に苦しむ主張を繰り返した。傍聴席で、とも子さんはメモを取る手を途中で止めたという。

家宅捜索で撮影された写真には、野上が犯行に使ったパソコンと向き合う姿がある。

パソコンの置かれたデスクがきれいに整頓されていたのとは対照的に、すぐ横にかけられたカレンダーはめくられないまま、時間だけが過ぎていた。

何十年も顔を合わせていない「父親」の投稿で“被告”に

とも子さんは2022年、民事でも損害賠償を求めて提訴したが、訴訟はなかなか進まなかった。

野上は体調悪化を理由に入退院を繰り返した。「次回期日に参加できるか体調面が不安です」と裁判所に電話をしてから、1週間も経たぬうちに、心不全で死亡した。2023年9月だった。

次ページが続きます:
【相続人相手に訴訟を継続】

4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象