安易な値引き販売は行わない
ブランド価値を守るため、安易な値引き販売は行わない「指定価格」に近いスタンスを貫く。セールが激しい家電量販店の売り場とは違い、雑貨店ならどこもほぼ定価販売が実現するため、価格競争をしなくて済んだわけだ。
人員も足りないため、無理な営業はかけず、「取り扱いたい」という店舗からの期待に応えるかたちで販売店を拡大してきた。順調に流通との信頼関係を築き、2025年からは大手量販店でも本格的な展開が始まった。
「2025年に需要が急激に跳ね上がり、供給が追いつかないほどでした。今回のラージモデルは、この春のデビューを経て、秋にさらに展開していきます」
大手メーカーとの競合について問うと、岡野氏は笑顔でこう語った。
「正直、大手さんのデータは見ていません。競おうとしたって、ウチはお金もない小さな会社ですから(笑)。でも、デザインなど『僕ららしさはこれだ、これでいいんだ』という自信は持っています」
