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連休明け「教室の逆戻り」に絶望する先生に伝えたい3つのこと 「しんどい子ども」を追い詰める悪手とは?

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教室でしんどそうな児童に声をかける先生
「大人がだるいなら、子どもはもっとだるい」GW明けはぼちぼちでいいのです(写真:zon / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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子どもたちは、新しい学年、新しい先生、新しいクラスという環境の中で、緊張感を持って行動していただけかもしれません。「できていた」のではなく、「緊張していたからそう見えていた」という可能性があるのです。

だとすれば、GW明けに「できなくなった」のではなく、「緊張がほどけて本来の姿が出てきた」だけです。これは後退ではありません。むしろ、子どもたちがクラスに安心感を持ち始めた証拠とも言えます。ここで大切なのは、「できなくなっていること」にイライラしないことです。

イライラしてしまうと、どうなるか。子どもに対して厳しく指導してしまいます。「前にも言ったよね」「4月にできていたよね」。この言葉は、子どもの心に刺さります。しかも、その厳しさは教室の空気を一気に重くします。せっかくGW前にできかけていた安心感のある雰囲気が、一瞬で壊れてしまいます。

子どもは直線的には成長しない

ビー玉の実験を知っていますか。坂道にビー玉を転がすとき、まっすぐな坂をそのまま転がしていくよりも、途中に一度窪みがあるほうが、ビー玉は窪みを抜けた後に勢いを増して進んでいくのです。

子どもたちの成長も同じです。一度「できなくなった」ように見える時期は、窪みです。でも、その窪みがあるからこそ、次のステップで加速できます。直線的に右肩上がりで成長していく子どもなんて、いません。行きつ戻りつしながら、少しずつ前に進んでいく。

それが子どもの成長の本当の姿です。だから、GW明けの最初の1週間で意識してほしいのは、「戻す」ではなく「つなぐ」ということです。「休み前の自分たちを取り戻す」のではなく、「休み明けの今の自分たちから始める」。

子どもたちにも、「リセット」ではなく「続き」として語ってください。「GW前にみんなが頑張っていたこと、先生は覚えているよ。今日からその続きをやっていこう」。この一言があるだけで、子どもたちは安心します。

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【2.大人がだるいなら、子どもはもっとだるい】

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