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テレビ離れは若者だけ? 大規模調査でわかった直近5年間で利用率が最も減少した年代

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テレビ離れはどの年代で進んでいる?(写真:foly /PIXTA)
  • 脇田 光 インテージ メディアアナリスト
  • 薮本 まみ インテージ メディアアナリスト

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「若者がテレビを見なくなった」と言われるが、データを見ると利用率の下落が最も大きいのは30代だ。そしてテレビを持たないということで「テレビ離れ」が起きているという実態もある。一方、スマートフォンの利用時間は2024年に1日平均4.8時間に達し、起きている時間の3分の1近くをスマホが占める計算になる。約1万2000人の生活者のメディア操作ログを持つインテージが、タイパ時代の「時間の使い方」の実像を解き明かします。最新刊『なぜ日本人は、それを選ぶのか?』から一部を抜粋・再編集してお届けします。

タイパは「メディア」との向き合い方に顕在する

「短い時間の中で高い成果を得る」という意味の「タイパ(タイムパフォーマンスの略)」という言葉が、2022年に三省堂の「今年の新語」大賞に選ばれました。選出当時はイマドキなトレンドとして捉えられていましたが、最近ではコスパ(コストパフォーマンスの略)と同じように、「タイパがいい・悪い」といった表現も日常的に聞かれます。

仕事や学校、育児や家事といった数々のタスクに追われながらも、「やりたいこと」に使える時間をどう確保するかは、今多くの生活者にとって大きな関心事となっています。その「やりたいこと」の時間には、余暇として趣味、そしてメディアとの接触も含まれます。日々のひとときを埋め、楽しみを提供してきたメディアは、長らく生活者の心を惹きつけてきました。

日本におけるメディアは新聞・書籍・ラジオから始まり、1950年代後半から1960年以降にかけてはテレビが生活の中心となり、2000年前後にはインターネットが普及。そしてスマートフォンの登場によって、生活者の時間の使い方は大きな転換点を迎えました。

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【「テレビ離れ」は本当なのか?】

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