近年では、テレビもインターネット接続によって地上波以外の多様なコンテンツを視聴できるようになってきました。だからこそ、メディアに対して人々がどのようなニーズを持ち始めているのかを、より深く探っていく必要がありそうです。次項では、なぜテレビの利用時間が減少しているのか、また、利用率を大きく伸ばしているスマートフォンの普及状況について、生活者の属性情報を交えながら深掘りしていきましょう。
その「デバイス」は、誰が使っているのか?
まずは利用率が上昇しているスマートフォンについて、年代別の利用率を見てみましょう。図4は、図1で示したスマートフォンの月1回以上利用率を年代別に分解したものです。年代別に見ると、10~20代といった若年層は19年以降90%以上と高水準で、ほぼ頭打ちです。
一方で大きく伸びているのは50~60代といった高年齢層です。特に60代は19年から24年にかけて約20ポイント増加し、他の年代にはない顕著な伸びを示しています。この背景には、コロナ禍で非対面コミュニケーションが増えたことや、マイナンバーカードやワクチン予約など国全体のデジタル活用推進が後押ししたこと、さらには、3Gサービスの終了に伴うスマートフォンの普及などの要因が考えられます。
次ページが続きます:
【】
