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冬→夏タイヤに履き替える今だから知りたい次世代オールシーズンタイヤ、ダンロップ「シンクロウェザー」の革新性

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ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」を装着した車両での走行シーン(写真:筆者撮影)
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それを可能にしたのは、トレッド面(タイヤが地面と接する部分)の材料に採用したアクティブトレッドゴムだ。

タイヤを夏用冬用で作りわける必要性が生じる最大の理由は、ゴムの硬度にある。夏場、高い温度のドライ路面や高速走行では、剛性を保つために「硬いゴム」が必要だが、気温が低い冬の氷雪路面では、路面に密着させるために「柔らかいゴム」が不可欠となる。これらは本来、トレードオフの関係にある。

ダンロップに新技術「アクティブトレッド」

シンクロウェザーのトレッド面(写真:筆者撮影)

シンクロウェザーはこの課題を「アクティブトレッド」という新技術で克服した。

この技術の核心は、タイヤのゴム自体が外部環境(水と温度)に反応して物性を変化させる「スイッチ機能」にある。すなわち、水スイッチは、路面の水に触れるとゴム表面が柔らかくなり、グリップ力が向上する。また、温度スイッチは、低温でもゴム全体が硬くなりにくく、氷上でも柔軟さを維持する。

これにより、夏は硬さを保ち燃費や耐摩耗性を維持しつつ、冬はスタッドレス並みの柔らかさを発揮するという、物理的な矛盾を解消することに成功した。これは従来の「コンパウンド(配合)の工夫で妥協点を探る」というアプローチとは異なる技術革新である。

シンクロウェザーは、ダンロップによるテストではサマータイヤとスタッドレスタイヤの性能を両立(写真:筆者撮影)

この結果、ダンロップでは、同社の一般的なサマータイヤ「エナセーブEC204」、同じくスタッドレスタイヤ「ウインターマックス02」との性能比較を公表している。その公表データ(シンクロウェザーを100とした指数表示。数値が小さいほど制動距離が短い)によれば、ウェットブレーキ性能はサマータイヤが「106」、スタッドレスタイヤが「127」。つまりシンクロウェザーは雨天時の制動能力で両者を上まわる。

一方、最も懸念される氷上ブレーキ性能でも、スタッドレスの「98」に対し、シンクロウェザーは肉薄する数値をマークしている。

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【シンクロウェザーの課題である“価格”をどう見るか】

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