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テレビ業界辞めて「月10万自腹"実話怪談YouTuber"」に転身 人生を賭けて「登録53万人」を生んだ"異色キャリア"の裏側

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ショウタさん
弟と共同でYouTubeチャンネル『ごまだんごの怪奇なチャンネル』を運営するショウタさん(撮影:カネコシュウヘイ)
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実際の「怪談取材」は、ショウタさんたちの呼びかけで集まったチャンネル視聴者の参加者5人ずつを集めて行われるという。

原則として日曜に2回と、月曜に1回。1回の取材では3時間を目安に、ショウタさんが進行役となり、弟が口火を切って参加者が順番に怪談を紹介していく。

「1人ずつ怪談エピソードを話してもらい、複数のエピソードがある人がいれば2周、3周……と、時間内でローテーションしていきます」

現地で人に聞き「話のカケラ」を拾う

53.3万人ものチャンネル登録者がいるなら、メールやメッセージで怪談エピソードを求めればテキストでも情報が集まってくるのではないか。

そう疑問をぶつけたが、会って話を聞く大切さを説くショウタさんは「恐怖体験をした本人ですら気づいていない怖さ、そうした“カケラ”がこぼれてくるので」と目を輝かせる。各地で怪談を拾い集めていると、地域ごとの特色も出る。

「例えば、沖縄では一度離れた魂を身体に戻す儀式『マブイグミ』を、現地のスーパーで半日かけて行ったという話もありました。関東に住む僕にとって、文化の違いを感じる話でした」

神奈川県で行われた「怪談取材」の様子(写真:ショウタさん提供)

チャンネルの動画では、現場で聞いたエピソードをもとにして台本を作る。しかし、聞いた話を誇張せずに「事実のみを伝える」と徹底している。

実際の「怪談取材」では時折、作り話を披露する参加者もいる。

しかし、ショウタさんは「もちろん話を掘り下げるうちにわかることですが、ボロを出させたいわけではなくて。時々で何を思ったのかなど、その場でしっかり聞いておこうとずっと貫いています」と実感する。

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【ディレクターとなり仕事への迷いが】

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