現場に赴き、生の声を拾う。現在、精を出す「怪談取材」の礎には、テレビ制作現場での経験があった。
中学時代に見たドラマ『TRICK』、バラエティ番組『銭形金太郎』に憧れ、ショウタさんが映像マンとなったのは2010年秋。
大学中退後、アルバイトで学費を稼いで入学した映像関連の専門学校を経て、就職先のテレビ番組制作会社で働きはじめた。
「履歴書を提出して、後日の30分ほどの面接で合格するほどゆるかったです。最初にADとして関わったのは大型スポーツ特番でした。コンプラ(イアンス)もゆるかった当時、怒られたり殴られたりも日常茶飯事でしたが、大学も中退していたし、辞める選択肢はなかったです」
Mステの現場で学んだ「取材の心得」
その後、ADからディレクターに。
「掘り下げれば心を開いてくださると知って。
ディレクターへの昇格後には映像の構成、放送用に編集する作業にもかかわりはじめる。それでも、インタビューの現場には出た。
しかし、自身の責任は変わり、次第に上役である“演出”の目を気にするように。
「音楽番組以外にも幅を広げるべきでは」との思いから、バラエティ番組にも関わったが、ショウタさんの中には「自分のやりたいことなのか」という疑問が強くなった。
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【弟のピンチに救いの手をさしのべて】
