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あの快活CLUBがジム参入も「最初は苦戦」…V字回復の裏で担当者が"全国筋トレ巡り"して掴んだ答え

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快活CLUB、FiT24の看板
快活CLUBとフィットネスジム。一見、相いれない2つの業態だが……(写真:筆者撮影)
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このことを解消するために「スタートサポート」を2024年に一部の店舗へ導入し、2025年に全国の店舗へ拡大する。このサービスは事前に予約をすることで45分のレクチャーを3回にわたって受けることができるサービスだ。マシンの使い方やボディメイクの基礎知識などを習得することができるのが特徴だ。


スタートサポート、通称「スタサポ」の案内ページ(画像:FiT24公式サイトより)

もうひとつの初心者の悩みは筋トレガチ勢に対する心理的な壁を感じやすい点だ。例えば「バーベルやダンベルを扱うフリーウェイトエリアは怖い」という声が挙げられる。

それを解決するためには施設内のゾーニングが必要だが、FiT24はブラックの床材を基調とした統一感のある店舗を作っていた。中級者以上にとっては集中しやすいものの、初心者にとっては運動しにくい環境だった。

浅田さんは新店や改装店舗のゾーニングを考え直し、3つのエリアに分ける。有酸素エリアは木目調、マシンエリアはベージュ系の配色、中級者以上の集まるフリーウェイトエリアはブラック系だ。会員は直感的にエリアを把握できるようになり、店舗は優しい雰囲気へと変化した。

「床の材質、照明、壁の色を3つのゾーンで明確に分けました。フリーウェイトエリアの位置も考え直しましたね」

初心者向けの筋トレマシンエリアは木目調の床(写真:株式会社快活フロンティア)
中級者以上が集まるフリーウェイトエリアは黒を基調とした床。ダンベル周辺にはベンチを多めに設置している(写真:株式会社快活フロンティア)

1センチ単位で見直し…実は泥臭い「標準化」の現場

店舗の運営体制の改善にも着手する。

FiT24は全て直営店であり、本部を中心とした施策を一気通貫で実施できるのが強みである。しかし、事業部が立ち上がって数年しか経っておらず、店舗作りやオペレーションの標準化が進んでいなかった。「チェーンストアの仕組みができていませんでした」と振り返る。

「例えば、トレッドミルの間隔に基準がなかったんですよね。空間の効率性とお客様の快適性を両立するために1センチ単位で最適化を図らないといけません。細かい課題を一つずつ解消しました」

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【高校生用のプランを作った理由】

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