東洋経済オンラインとは
ライフ #中たんぺいのまんぷくウェルネス

あの快活CLUBがジム参入も「最初は苦戦」…V字回復の裏で担当者が"全国筋トレ巡り"して掴んだ答え

11分で読める
快活CLUB、FiT24の看板
快活CLUBとフィットネスジム。一見、相いれない2つの業態だが……(写真:筆者撮影)
2/6 PAGES

最大の強みはダンベルやバーベルを使うフリーウェイトエリアにある。バーベルを使うパワーラックが複数台あり、自分でプレートをつけ替えするプレートローディング式のマシンも数種類ある。筆者が訪れた店舗には20代前半の男性が10人以上も身体を動かしていた。

ハンマーストレングス社製のマシンが充実(写真:筆者撮影)

また、全店舗に料金を支払えば飲めるプロテインバーもある。筋トレ初級者以上がトレーニングに励みやすい環境だ。

プロテインバー。メニューは4種類ある(写真:筆者撮影)

競合の増加によりコロナ禍以降に苦戦

FiT24は他の24時間ジムと比較して清潔感もあり、身体も動かしやすい印象だ。なぜ苦戦を強いられたのだろうか。その経緯を追っていきたい。

FiT24の1号店は2019年に立ち上がり、快活CLUBの併設店として展開していく。

当時はフィットネス市場が盛り上がっていた時期だ。帝国データバンクの調査によると市場規模は過去最高の7085億円を記録。7100億円を記録した2024年とだいたい同じ規模だが、店舗数は現在と比べて約60%しかなかった。つまり、2019年時点では24時間ジムの需要に供給が追いついていなかったと言える。

(画像:帝国データバンク「フィットネスクラブ・スポーツジム」業界動向調査 (2024年度)より)

また、シダックスがカラオケ業界から撤退し、全国のロードサイドに大型の空きテナントが増えた時期でもある。これらの空きテナントを活用できたため、併設店の出店を短期間で行えたそうだ。

店舗数の増加と会員数は比例し、快活フロンティアはFiT24を積極的に出店。ブランドを立ち上げた3年後に全国91店舗へ到達した。

しかし、コロナ禍を経て24時間ジムの競争は激しくなる。岐阜県発祥のFIT-EASYが東海地方を中心にフランチャイズでの出店を加速。2022年には100店舗を突破し、急成長を遂げていく。

また、東京ではYouTube登録者数100万人を超える山澤礼明氏がオーナーを務めるFIT-PLACE24も2022年にオープン。1年間に50店舗以上のペースで店舗を拡大した。

次ページが続きます:
【危機的な状況に陥っていたFiT24】

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象