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キャリア・教育 #浪人したら人生「劇的に」変わった

「失ったものも確かにある」高校中退→高卒認定取って国立大医学部に合格した彼の孤独

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浪人中の前田さんと現在の前田さん
高校中退後、軌道工の仕事を経て医学部受験を決意した前田朋之さん(写真:前田さん提供)
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「高卒認定は救済制度的な意味合いが強いんです。受験するまでは自分も難しいイメージを持っていましたし、科目数が非常に多いからしんどいと思っていました。ですが、試験で問われる難易度は高1レベルくらいまでで、合格点も40点程度なので、高1の夏にドロップアウトした僕でもすぐに合格することができました」

高卒認定に合格→医学部受験に本腰を入れる

こうして医学部に向けての勉強をスタートさせた前田さん。「まず受験は3回までと決めました。自分は高校に行ってないから高校3年間に相当する期間ぐらいは本気で勉強してみて、それで駄目だったら向いてないと判断しようと思った」と話してくれました。

自分の速度で進める映像授業の東進衛星予備校に、高卒認定を取る前の4月に入った前田さん。入塾後、4月に受けた人生最初の模試では、半年間の独学の成果がしっかり出て400/900点ほどの点数でした。その後模試のたびに飛躍的に成績が向上していきます。

「1日に10~12時間、ひたすら勉強しました。すると2カ月ごとにセンター試験の模試の点数が50~70点上がっていったんです。最後に受けた模試は690後半/900点で、校舎の歴史を塗り替えるスピードで成績が上がりました」

1年半の勉強で奇跡的に医学部に届くかもしれない位置にきた前田さん。しかし、最後の最後で成績上昇は鈍化し、本番は700/900点に終わりました。

こうして最初の医学部受験では島根大学医学部を受験するも不合格になり、2度目の医学部挑戦に突入します。

次の年も同じように勉強するものの、停滞期に突入してしまい、思うようにはいきませんでした。

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【一番楽しい時期を何に使っているんだろう…】

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