4月。ゴルフの聖地、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(アメリカ・ジョージア州)に足を踏み入れると、4大メジャー大会の1つであるマスターズは、単なるゴルフトーナメントではなく、1つの”巨大な経済システム“であることがわかる。
世界中からトッププレーヤーとパトロン(後援者)が集まり、街全体が特別な空気に包まれる。その1週間は宿泊や交通、飲食、小売りに至るまで、地域経済を一斉に動かす。
優勝賞金は7億円
まず、地元オーガスタでは、住宅の短期貸し出し価格が通常の数倍に跳ね上がり、飲食店や交通関連サービスもフル稼働する。
2026年大会の賞金総額は2250万ドル(約36億円)、優勝賞金は450万ドル(約7億円)。現在の男子プロゴルフ界では最高水準だが、この数字だけではほかのメジャー大会と遜色はない。
むしろこの大会の本質は「金額」ではなく、史上4人目の連覇を成し遂げた優勝者のローリー・マキロイが手にする「価値」にあるといってもいいだろう。
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【お金には代えられない報酬】
